
「スクールで作り方は学んだけれど、制作実績がないから、営業するのが怖い…」
「営業しているけどゼロイチが達成できない」
そう悩んで、架空のサイト模写やデザイン練習ばかりを繰り返していませんか?
実は、多くの人が完璧な実績作りに時間を使いすぎて、いつまでも営業を始められない「準備中」の罠に陥っています。
結論からお伝えすると、実績がゼロでも、案件は今すぐ獲得できます。
なぜなら、世の中のすべてのクライアントが「豊富な実績」を求めているわけではないからです。必要最低限の準備をして、自分が勝てる場所で勝負すれば、未経験でも十分に選ばれます。
この記事では、実績ゼロの状態から迷わず行動し、最初の1件を確実に掴むための手順を公開します。
- 実績ゼロでもWeb制作案件が取れる明確な理由
- プロフィールサイトではなく「事業サイト」を作るべき理由
- 「練習」ではなく「モニター」としてオファーする方法
- 成約率を高める商談前にやるべきこと
実績ゼロでも案件は取れる
初心者が陥りがちな最大の誤解は、「実績や経験がないと案件を獲得できない」という思い込みです。
確かに、上場企業のコーポレートサイトなどの大型案件であれば、厳格な審査や大型コンペがあります。しかし、あなたが最初に狙うべき場所はそこではありません。
狙うべきは「予算」や「人柄」
個人経営の飲食店、美容室、中小企業などは、Web制作に何十万円、何百万円もの予算を割くことは稀です。
また、彼らの多くは「今すぐホームページを作りたい!」と血眼になって制作会社を探しているわけではありません。
「ホームページの必要性はなんとなく感じているけれど、きっかけがない」
「いいオファーや機会があれば、作ってみてもいいかな」
と思っている程度の場合がほとんどです。
この層にとっての発注の決め手は、過去の実績数よりも「予算感」や「人柄(話しやすさ・熱意)」といった相性であることが多いのです。
| 比較項目 | 大手制作会社・ベテラン | 未経験・個人クリエイター(あなた) |
| 価格 | 高額(数十万〜数百万) | 安価・柔軟(数万〜数十万) |
| クライアントの状態 | 積極的に探している(顕在層) | きっかけがあれば作りたい(潜在層) |
| 強み | 圧倒的な実績と品質 | 熱意とスピード感 |
| ターゲット | 大手・中堅企業 | 個人店・中小企業・個人事業主 |
このように、戦う土俵を変えるだけで、実績がないことは致命的なデメリットではなくなります。
ノーコードなら「品質不安」を払拭できる
クライアントが未経験者に発注する際、唯一心配なのが「安かろう悪かろう」になることです。
「実績がないなら、クオリティも低いのでは?」という懸念を払拭するためには、ベンチマーク(目標)となる参考サイトを決め、そのクオリティを超えるような制作を心がけましょう。
商談の際に「この参考サイトのようなデザインや機能であれば実装可能です」と伝え、実際にそのクオリティを超えるように制作することで、クライアントも安心して任せることができます。現在はStudioやWordPressなどのツールを活用することで、デザイン崩れやスマホ対応の不備といったリスクも最小限に抑えられます。
【ステップ1】自分の事業サイトをポートフォリオとして作り込む
架空のカフェのサイトや、有名サイトの模写を作るよりも優先すべきことがあります。
それは、あなた自身の「事業サイト(サービスサイト)」を作ることです。
プロフィールサイトではなく「事業サイト」にする
多くの初心者が、「私の趣味は〇〇です」「勉強中の言語はHTMLです」といった日記のような「自己紹介サイト」を作ってしまいます。しかし、これではクライアントの信頼獲得にはつながりません。
クライアントが見たいのは、「この人は何をしてくれるのか?」というビジネス情報です。以下の要素を盛り込み、「ビジネスとして依頼を受け付けているプロの姿勢」を見せてください。
事業サイトには最低限この構成を入れましょう。
- コンセプト
- サービス: (ホームページ制作、LP制作、バナー作成、保守管理 等)
- 制作料金(目安): (松竹梅のプラン表があると親切)
- 制作の流れ: (ヒアリング→制作→確認→納品)
- 代表挨拶
- お問い合わせフォーム

このサイト自体が「技術の証明」となり安心感が生まれる
自分の事業サイトをしっかり作り込む最大のメリットは、そのサイト自体が最強の実績になることです。
実際に目の前でスマホで綺麗に表示され、お問い合わせフォームが正しく動いている様子を見せれば、クオリティを心配された際の懸念は一瞬で晴れます。
【ステップ2】最初の1件を確実に取る「モニター獲得」
自分の事業サイトができたら、いよいよ営業です。
ただし、いきなり知らない企業に正規価格で売り込むのはハードルが高いでしょう。まずは「モニター」を募集します。
「練習台」ではなく「モニター協力」として提案する
絶対にやってはいけないのが、「初心者なので練習させてください」という提案です。
これは相手に対して失礼ですし、「責任感がない」と思われてしまいます。
あくまで対等なビジネスとして、以下のような条件や特典をつけて「モニター」になってもらいましょう。
- 条件: 制作実績としてのWeb公開許可、およびお客様アンケートへの回答
- 特典:正規価格の50%OFF(または特別価格)で提供
「これから本格的に事業を展開するために実績を集めています。そのため、今だけ限定でモニター価格で提供させていただけませんか?」
この伝え方であれば、安売りではなくお得なオファーとして受け取ってもらえます。
モニターを探すのに適した「場所」はどこか
実績がない段階で、クラウドワークスやランサーズなどの「クラウドソーシングサイト」や「Web制作会社」への営業はおすすめできません。そこは実績が何よりも重視されるため、ベテラン勢と戦うには分が悪いからです。
最初の1件は、あなたという「人柄」を見てくれるオフラインや身近なつながりから攻めるのが鉄則です。
- 友人・知人: SNSで「Web制作始めました。モニター募集中です」と発信する。
- 行きつけのお店: 美容室や飲食店など、普段通っていて店長と顔なじみの店に直談判する。
- 趣味のコミュニティ: スポーツ、音楽、サークル活動など、地域の集まりに参加し、自然な会話の中で提案する。
【ステップ3】「提案してほしい」と言われたら?成約率を高める2つの「準備」
ステップ2のアプローチで、二つ返事で依頼してもらえることもよくあります。
もし「提案してほしい」、「詳しく話を聞きたい」と言われた場合は、確実に契約へつなげるために2つの武器を用意して商談に臨みましょう。
トップページの画像(デザイン)を作って持っていく
「いいサイトを作ります」と言葉で説明するより、「あなたの店なら、こんな雰囲気が似合うと思って作ってみました」と、トップページのイメージ画像を1枚見せる方が100倍伝わります。
頼まれてもいないのに先に作って持っていくことで、こちらの熱意が伝わるので、やりましょう。
不安を取り除く「保証」をつける
クライアントが感じる不安の一つに「お金を払ったのに、気に入らないものができたらどうしよう」があります。
このリスクを下げる条件を提示しましょう。
- 「万が一デザインがお気に召さなければ、キャンセル料はいただきません」
- 「ご納得いただけるまで、修正は何度でも対応します」
- 「納品後1ヶ月間は、テキスト修正などは無料で対応します」
「実績はありませんが、絶対に満足していただけるまでやり抜きます」という覚悟が、最強のクロージングになります。
まずは「自分の事業サイト」を作ることから始めよう
「実績がない」と悩んで立ち止まる必要はありません。
まずは今日、あなた自身の「事業サイト」の構成を考え始めましょう。それができれば、自信を持って身近な人に「モニター提案」ができるようになります。
たった1件でも受注し、納品すれば、それはもう立派な「実績」です。
その1件の実績と自信が、次の2件目、3件目の信頼へとつながっていきます。
まずは恐れずに、最初の1件を掴みに行きましょう。
実績を作った後の営業戦略はこちら
無事に最初の実績ができたら、次はさらに営業範囲を広げていきましょう。具体的な方法は以下の記事で解説しています。

学習後の「営業」で挫折したくない方へ
せっかくWeb制作の学習に時間をかけても、その後の「営業」でつまずき、時間を無駄にしてしまったら大きな機会損失です。
Web制作スクール「コードスルー」では、ワンオペ育児の主婦が完全未経験から0〜2ヶ月で20万円以上を受注したりと受講生の0→1の達成率が98%、その後の0→10も90%以上の受講生が達成しています。
営業と制作ノウハウコンテンツの提供と、同期と実践→フィードバック(毎週ミーティング)を繰り返すことで、圧倒的な速さで成長することができます。
コードスルーに興味のある方は公式LINEの登録し無料相談会へご参加をお待ちしております。
あなたの現在のスキルや目標をお伺いし、
あなた専用のロードマップを作成します。




